2018年3月9日

タクシー搭載デジタル・サイネージ Tokyo Prime、Google DoubleClick Bid Managerから動画広告を買付可能に

タクシー搭載デジタル・サイネージ Tokyo Prime、Google DoubleClick Bid Managerから動画広告を買付可能に

株式会社IRISが提供する新世代デジタル・サイネージTokyo Primeは、Googleが提供する広告配信システム「DoubleClick Ad Exchange」と接続し、同社が提供する「DoubleClick Bid Manager」から動画広告の買付を実現いたしました。
屋外・交通領域のタクシー広告が「DoubleClick Bid Manager」から買付を行い、オンライン上で広告取引を完結させるスキームが可能となります。



現在、屋外・交通広告には以下のような課題が顕在化しています。
  • 広告効果を計測する統一化された仕組みがなく、表示回数、リーチ人数、購入者数などをログベースで計測することが出来ない
  • データを活用した広告の出し分けや絞り込みができず、効果改善のための運用を行うことが出来ない

このような背景がある中で、Tokyo Primeは「DoubleClick Bid Manager」からの買付を実現することで、広告効果をデジタル広告と横並びで比較すること、データを活用した効果改善運用を実現いたしました。
尚、「DoubleClick Campaign Manager」を利用することで、クロスデバイスコンバージョンを計測することも可能になります。
本取組みは、日本コカ・コーラ株式会社(スマートフォンアプリ「Coke ON」(*1)/「リアルゴールド 牡蠣ウコン」)が最初の広告主として既に掲載しており、高い広告効果を残しています。
株式会社IRISは本取組みを通じて、日本の屋外・交通広告のデジタルトランスフォーメーションを推進してまいります。

<補足説明> *1 「Coke ON(コーク オン)」について: コカ・コーラ社の自動販売機をより楽しく、おトクにご利用いただくことができるようになります。「Coke ON」対応自動販売機(「スマホ自販機®」)で製品を1本購入するたびにスタンプが1個たまり、スタンプが15個たまると、もれなく製品が1本無料になるドリンクチケットがもらえます。家族や友人にドリンクチケットをプレゼント出来るサービス機能のほか、新製品やお得なキャンペーンの情報をお届けするサービスなどを提供しています。


株式会社フリークアウト・ホールディングス 代表取締役社長 Global CEO 本田 謙 コメント

「移動型媒体に搭載されたデジタル・サイネージへの高画質動画広告出稿をプログラマティックに。」

まとめてしまえば簡単な一文ですが、ここに至るまでの我々の歩みは想像を超えたものであり、ようやくこの発表が出来たこと大変嬉しく思っています。

まず目指したのは、インターネット広告を買い付けるように、非インターネットの広告を買い付けることが出来るとするだけでなく、その広告キャンペーンの広告効果を、インターネット広告と並べて確認することが出来ることでした。インターネット広告の持つ広告効果の強力な可視性が、非インターネット広告の分野においても拡がっていくことは不可避と考え、それならばと、単なる実装だけでなく、意味のある規模感のサービスレベルのものを、どこよりも早く提供することを目指しました。

更にこれはオープンなプラットフォーム間での取引であり、今回はGoogleの広告買い付けプラットフォームであるDBMを通して、Tokyo Primeの買い付けが可能になっています。健全なエコシステム構築を目指す当社の思想に則り、このようなオープン化を意識した設計は当初からなされていましたが、その健全なエコシステムの実現にあたり、Googleにご理解頂き取り組みができたことに、感謝しております。

我々フリークアウトは、2010年の創業以来、アメリカなどの海外の広告技術に、追いつけ、追い越せと取り組んでまいりましたが、この度ようやく、世界的に見ても、明らかに一歩先を行く取り組みを、どこよりも先んじて日本から始めることが出来ました。

今後は、例えば、中国の決済技術が世界をリードするようになったのと同じように、我々はこの広告技術を東京だけでなく、全国展開、そしてアジア圏も視野にいれた拡大を行っていくことで、アジア圏全体に広がった日本発の広告技術が、米国・欧州から見ても、見劣りしないどころか、一段上のレベルと評価され、世界をリードしていくことを目指してまいります。


株式会社IRISについて
ウェブサイト:https://www.tokyo-prime.jp/

2016年6月に都内最大手のタクシー会社である日本交通グループのJapanTaxi株式会社と、株式会社フリークアウト・ホールディングスとの合弁会社として設立。東京都心を走行する日本交通のタクシー都内4,500台の車両に設置される新世代デジタル・サイネージ「Tokyo Prime」を開発・提供しています。 代表取締役: 金 高恩、溝口 浩二

 
JapanTaxi株式会社について
ウェブサイト:https://japantaxi.co.jp/

「IT×交通、モビリティ・イノベーション」をテーマに、タクシーを中心とした交通・モビリティ分野のソフトウェア・ハードウェア開発を行う企業です。「移動」で人を幸せにすることを目指して、ソフトとハードの両面で「タクシーの乗車体験」というユーザエクスペリエンスを徹底的に追求。タクシーの枠組みに留まらず、新しい公共交通のインフラを創って参ります。

 
株式会社フリークアウト・ホールディングスについて
ウェブサイト:https://www.fout.co.jp/

フリークアウトグループは、持株会社である「株式会社フリークアウト・ホールディングス」と、国内初のDSPをローンチしたマーケティングテクノロジーカンパニー「株式会社フリークアウト」を始めとする子会社から成る企業グループです。当社グループのテクノロジーをもって、多種多様な産業に”人に人らしい仕事を”提供することをヴィジョンとし、グローバルに事業を展開しています。


本件に関するお問合せ先
株式会社IRIS 担当: 飽浦、石瀬、内田
E-mail:info@tokyo-prime.jp
Web:https://www.tokyo-prime.jp/